冤罪で逮捕された喜邑拓也(きむらたくや)さんは無罪です!!

【連絡先 n_kimutaku@yahoo.co.jp】 喜邑拓也(以下、喜邑)さんは、去る平成28年11月21日、中村区の自宅において強制わいせつの疑いで逮捕され、西枇杷島署に勾留されました。その後、平成29年1月23日、検察庁は不当にも喜邑さんを在宅のまま起訴しました。喜邑さんは一貫して無実を訴えているにもかかわらず、一審では不当にも有罪判決を下されました。喜邑さんは強制わいせつなどしていません。控訴をして闘い続けます。

第10回公判(判決裁判)のお知らせ

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3月28日(水)14時~14時15分 名古屋地方裁判所902号法廷にて第10回公判が行われます。

今回は判決裁判です。

 

13:40に902号法廷前で先着順に傍聴券が配布されます。傍聴券は32枚の配布です。みなさま、傍聴をよろしくお願いします。なお、お早目にお越しください。

裁判終了後に、裁判所前歩道、その後桜華会館にて、喜邑と弁護士による報告会を行います。こちらにも、ぜひご参加ください。

検察側から懲役2年を求刑

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3月14日(水)初夏のような気候、今回も満席の傍聴者、そして法廷に入りきらない傍聴希望者が廊下にあふれる状況の中で、第9回公判が行われました。傍聴していただいた方、応援に駆けつけてくださった方、本当にありがとうございました。今回の公判は、論告求刑、弁論でした。

 

始めに、女児の母親の代理人弁護士によって、手紙が朗読されました。次に、検察側からの論告求刑です。

大野智己検事より読み上げられました。

・被告人は本件わいせつ行為を行ったことは明らか

・年齢による言語能力を考慮すれば、『横を向いて』と『後ろを振り向いて』の変遷は、説明の際の表現の違いに過ぎない

※横と後ろでは大きく異なります。

・心理学専門の北神先生の作成した鑑定書は信用できない

・校長先生の証言は信用できる、校長が嘘をつくはずがない

・犯行内容は大胆かつ卑劣であり、極めて悪質。被害結果は重大

・反省の情が皆無

よって、『懲役2年』が妥当。とのことでした。

 

続いて、弁護人による弁論です。

・記憶に関する研究を20年間に渡り行ってきた北神先生作成の鑑定書の内容は信用性が高い。よって、女児の供述の信用性はない

・児童が25人ほどいる掃除中の教室内で、児童は常に動き回っている。教卓の周りにも数人の掃除をしている児童がいる。「先生、〇〇君が遊んでる~」などと、いろんな児童が頻繁に教卓にいる先生に話かけてくる。教卓の周りには遮る物はない。この状況の中で、「おっぱい」と言いながら服の中に手を入れ、乳首を数秒間弄んだというのは非常に不自然。

・更に、真冬に、何枚も着衣を着ており、首元が閉まった感じであり、先生は服を引っぱることなく片手で服の中に手を入れることは不可能である

・更に、しゃがんで下を向いていてゴミを取っていた女児に対し、被告人は背筋を伸ばしたまま、着衣の中に手を入れ、胸を触るのは不可能

・(これは推測であるが)当日2度の注意を受け、2週間前にはピアノのオーディションで選ばれなかった女児が、担任である被告人を困らせようとして、嘘をついた可能性も否めない

・(これも推測であるが)女児は常日頃、父親が帰ってくるのが遅いとか、母親が弟ばかりを構うということを、被告人に訴えていたことから、愛情不足で寂しい思いをしており、担任である被告人の気を引きたくて、嘘をついた可能性も否めない

よって、被告人は無罪である。という弁論でした。

 

最後に、被告人最終陳述で、自分はやっていない事、冤罪で人生を狂わされたこと、裁判官に公正な判決をしてくださいと訴えました。安福裁判官は私の目をじっと見て話を聞いてくださいました。

 

やってもいない、もともとなかった事件で、検察側は懲役2年を求刑しました。検察側は目撃証言すら提示できていないのです。「わいせつ行為を行ったのは明らか」であるならば、客観的証拠を出してほしいのですが、出せないのです。

 

総理大臣も嘘をつきます。検察の『校長先生のような社会的地位の高い人が嘘をつくはずがない』という強烈な思い込み、偏った固定概念が今回の冤罪を生む大きな材料になっているのです。

 

次回は、判決裁判です。3月28日(水)14時~14時30分 名古屋地方裁判所902号法廷です。ぜひみなさま、傍聴をお願いします。

判決裁判及び事後報告集会のご案内

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保護者の訴えがあってから2年2か月、不当逮捕されてから1年4カ月、裁判が始まってから1年。ようやく判決裁判を迎えます。ぜひみなさま、お越しください。よろしくお願いします。

第9回公判のお知らせ

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3月14日(水)14時~15時10分 名古屋地方裁判所902号法廷にて第9回公判が行われます。

今回は、①検察側からの論告・求刑、②被害者参加被弁護士による心情陳述、③弁護人側からの弁論、④被告人の最終陳述です。

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13:40に902号法廷前で先着順に傍聴券が配布されます。傍聴券は36枚の配布です。みなさま、傍聴をよろしくお願いします。なお、お早目にお越しください。

裁判終了後(15時20分予定)に桜花会館にて、喜邑と弁護士による事後説明会を行います。こちらにも、ぜひご参加ください。

ネットに記事が掲載されました

私の裁判を取材してくださっている、ルポライター片岡健氏による、私の記事がネットに掲載されました。

 冤罪・名古屋の小学校教師「強制わいせつ」事件の裁判が年度内に決着へ : デジタル鹿砦社通信

第8回公判が行われました

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初公判から1年がたとうとしています。

2月28日(水)今回も満席の傍聴者、そして法廷に入りきらない傍聴希望者が廊下にあふれる状況の中で、第8回公判が行われました。傍聴していただいた方、駆けつけてくださった方、本当にありがとうございました。今回の公判は、被告人質問でした。

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被告人質問に入る前に、弁護人側から『小学生低学年の掃除中の状況の動画』を証拠として申請しましたが、検察側は「これは2年生を撮影したもので、学校も違うため、本事件と関連性がないから不同意」とのこと。そして裁判官により却下されました。しかし、被告人質問中、被告人の供述の明確化を図るために弁護人が動画の再生を求めたところ、検察側は不同意としましたが、裁判官は動画の再生を認めました。実際、裁判官がこの動画を見るか見ないかは大きく違います。

まず弁護人からの質問です。教師を選んだ理由や現在の仕事について、どうして女児が訴えたと思うか、教師に戻りたいか、などの質問を受けました。自分の気持ちを素直に話しました。

続いて検事からの質問です。女児の頭を撫でようとした時、なぜ後ろを振り返って顔を見なかったのですか。「狭くて、振り返るスペースが無く、イスを回転したら、女児がケガをするかもしれないと思ったからです。」と答えました。
なぜ校長が、喜邑が認めたと報告したのだと思いますか。「大事にしたくない。早く片づけたいと思ったのではないか。しかし、それは校長に聴いてみないとわかりません。」と答えました。
最後に検事から「あなたの貯金はいくらあるのですか。」と聞かれました。これは個人情報ですし、正直、人前で貯金がいくらあるかなど答えたくありませんでしたので、「ありもしないことで逮捕され実名報道されてから、職もはく奪され、就職も難しく、おかげで貯金も底をつきそうです。今は本当に苦しい生活を強いられています。」と答えておきました。

裁判長には、どうか公平な判断をしていただくようお願いしました。

◎今後の公判の予定

第9回公判『論告求刑・弁論・意見陳述』…3月14日(水)14時~15時10分 名古屋地方裁判所902号法廷
検察側からの求刑に続いて、弁護人側からの弁論の後、検察側の福谷朋子弁護士(女児の母親の被害者参加弁護士)が女児の母親に代わって意見を述べる(手紙か?)予定。

第10回公判『判決』…3月28日(水)14時~14時30分 名古屋地方裁判所902号法廷