冤罪で逮捕された喜邑拓也(きむらたくや)さんは無罪です!!

【連絡先 n_kimutaku@yahoo.co.jp】 喜邑拓也(以下、喜邑)さんは、去る平成28年11月21日、中村区の自宅において強制わいせつの疑いで逮捕され、西枇杷島署に勾留されました。その後、平成29年1月23日、検察庁は不当にも喜邑さんを在宅のまま起訴しました。喜邑さんは一貫して無実を訴えているにもかかわらず、一審では不当にも有罪判決を下されました。喜邑さんは強制わいせつなどしていません。控訴をして闘い続けます。

昨年のコンサート風景

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昨年の、誤認逮捕される1か月前のコンサートの風景です。今年は、高校生の時から出演していた地元の祭り『太閤祭り』での演奏も断られました。私は事件が起きたとされる当初から、一貫して認めていないわけですが、逮捕されるとあらゆる物を失い、社会的に制裁を受けます。国家権力とは恐ろしいもので、究極のパワハラです。それに比べれば、会社で上司に怒鳴られるぐらいならユルいものです。万が一、私の裁判で有罪になるのであれば、世の先生方、小学1年生の担任であっても、半径2m以内には子どもが来ないようにバリアをはらねばなりません。

事件当日の新聞記事

以下、今回の私の事件の新聞記事です。

 愛知県警は21日、名古屋市中村区稲西町、市立小学校教諭の喜邑拓也容疑者(36)を強制わいせつの疑いで逮捕し、発表した。「私はやっていません」と容疑を否認しているという。西枇杷島署によると、喜邑容疑者は、今年1月22日午後1時25分ごろ、勤務する小学校の教室内で掃除をしていた女子児童(当時7)の体を触るなどした疑いがある。県警は、女児の保護者から3月下旬に告訴状を受理し、捜査を続けていた。(2016.11.21 朝日新聞

 この記事を読んだ限りでは、多くの人は「喜邑は犯人だ」と思うでしょうし、体のどの部分を触ったのかの憶測も飛ぶでしょう。しかし、被疑事実は、一つ目は、平成28年1月22日(金)の掃除の時間、クラスの児童、少なくとも20人以上がいる中で、「喜邑が女児の服の中に手を入れ、乳首を弄んだ。」というものである。二つ目は、同日5時間目の授業中に、パソコン室でクラスの児童全員がいる中で、「喜邑が女児を抱きかかえて、唇にキスをした。」というものである(キスの件は不起訴)。
 いずれも常識的に考えて、他の児童に見られるのを承知の上で、あえてこのような状況で上記の行為に及ぶはずがない。もし、それらの行為があったとすれば、見ていた児童はいずれも家庭で親に話し、保護者から学校へ苦情が相次ぐのが自然であるが、そのような事態は生じていない。

 しかし、校長は平成28年1月25日(月)、女児の保護者の訴えに怯え、否認している喜邑を犯人扱いし、事を荒立てないようにした。そして詳細な事実確認をしなかった。事実確認をすれば、喜邑が無実であることが明らかになるためである。学級の保護者にも何の説明もしなかった。
 事実、学級の保護者の何人かに聞いても、「子どもは、喜邑先生がそんなことをしているのを見たことがないと言っている」と仰っているし、校長は3月になって県教委の指示によって、学級の児童に聞き取りをしているが、目撃証言は一切出てきていないのである。

 それでも検察側は、喜邑を有罪にするために、あの手この手と必死なのです。次回の公判では、スクールカウンセラーが証人として来るのです。初期対応を誤った、今回の事件のキーマンである『校長』を応援するために、喜邑を有罪にするために証言しに来るのです。ひどい話です。

校長の証人尋問より

 校長は1月25日の私に対する聞き取りで、最初のほうに「正直に言わないと、ややこしいこと、あるいは面倒なことになる。」と発している。先の裁判で、校長の反対尋問で弁護士が「ややこしいこと、面倒なこととは具体的にどんな内容ですか?」と質問したところ、校長は「正直に言わないと、女児からもう1回事情を聞いたり、クラスの児童から状況を聞き取りしなければなりませんね。そういうことをしなくてはいけないという意味です。」と証言しています。つまり校長にとっては「女児から事情を聞くこと」や「クラスの児童から状況を聞き取りをすること」、つまり、「事実確認をすること」が『面倒なこと』だという考えだったことが裁判で明らかになりました。
 裁判の検察側からの質問で校長は「このような問題が起こった場合は事実確認をしっかりとすることが最も大切だ。」「保護者にも事実確認をきちんとするということを伝えた。」と証言していましたが、明らかに矛盾しています。これでは学校長として完全な職務怠慢と言わざるを得ません。
 今回の校長の初期対応をまとめると、「事実確認をするのは面倒なので、喜邑を犯人扱いしておいて、保護者には良い顔をしよう。」ということです。これでも校長は裁判で「自分の対応は100%正しかった。」と言わんばかりの態度でした。そんな人がいまだ子どもの前に立ち、あと半年で定年退職を迎え、多額の退職金を手にされると思うと、職をはく奪された側からすれば到底納得がいきません。そんな校長を守ろうとしているのが清須市教育委員会なのです。

岡校長について

 先の公判で、岡校長は「私のしてきた対応はすべて正しかった。間違いはなかった。こちらに非はない。」と言わんばかりの証言をされました。

しかし、

①校長は翌日から欠勤を命じ、事実上の給料取り上げ処分を行った。本来は県教委の権限である懲戒処分の『減給』よりも重い処分を校長が自ら行った。これは越権行為であり違法。※のちに校長は自分の誤りを認め、謝罪の上、給料は支払われた。

②教員免許更新の申請書類を紛失。危うく無免許で教壇に立つところであった。※のちに清須市教委と校長が謝罪。更新証明書がH28年4月20日にならないと発行できないとのことで、これでは4月7日の始業式から約2週間、無免許で3年生の学級担任を受け持つことになる為、特例で4月1日付けの仮の証明書を県教委が急いで発行。

 この2つだけでも、人の人生を大きく揺るがすミスだと思うのですが、これでも岡校長は「自分の対応は100%正しかった」と言えるのでしょうか。それでも、なお子どもの前に立っておられるのです。

昨日の裁判で

【昨日の裁判で】

 校長は法廷に入ってくるとき、だいぶ緊張したような面持ちでした。とにかくよく喋り、時折、興奮する場面も見られました。「理由を言いましょうか」などと、聞かれてもいないのに長々と喋られます。嘘を言う時は多弁になるといわれますが、喋れば喋るほど『ボロ』が出てきます。「聞かれたことだけ答えてください」と注意を受ける場面もありました。

 昨日の校長の証言を聞き、「私のしてきた対応はすべて正しかった。間違いはなかった。こちらに非はない。」と言わんばかりの内容でした。この校長の態度には驚きました。私は14年間、教員をやってきた中で、「自分のしたことがすべて正しかった。100点満点の対応だった。」と思ったことなど一度もありません。授業もそうです。得意な音楽の授業でも、100点満点の授業などできた試しは一度もありません。常に反省ばかりでした。私は当然ながら『校長』というポジションに就いたことはないので分かりませんが、きっと校長まで昇りつめたお方は、「自分のしてきたことは、すべて正しかった。」と感じられることがあるのでしょうね。

 最終的に証拠がなく、行政処分が出されなかったのです。しかし校長は「喜邑が認めなかったから、処分が出せなかったんだ!」と主張。しかし、多数の目撃証言等、明らかな証拠がそろい、誰もが「喜邑が犯行に至ったに違いない」と思えば、本人の認否云々の次元ではなくなり、県教委が強制的に処分の判断を下すハズです。行政のある程度客観性をもった正式な手続きを踏んだ上で処分が出なかったのに、残念ながら、校長はそれも認めませんでした。

 次回の証人である『中原千種スクールカウンセラー(女性)』は、現在、清須市教委から採用され、岡校長のもとで勤務している職員です。当然、清須市教委や岡校長に忖度するでしょうし、裁判前に岡校長とも念入りな打ち合わせをしてくるでしょう。現在の清須市教委は、情報開示の対応から見ても、校長を守る立場についていることがうかがえます。また、中原氏は1体1で話を聞いているようです。そうしたことから、中原氏の証言の信用性については大いに疑問です。中原氏は校長のように長々と喋るようなことはないと思いますが、多くの傍聴者もいる中で、決められた時間を大幅にオーバーするのは勘弁してほしいものです。