冤罪が出来上がる仕組み
任意の聴取もなく、突然一方的に逮捕。警察・検事が作成した調書をもとに、裁判官がきちんと判断して逮捕令状を発行すると思いきや、実際はそうではないようで、警察・検事が作成した調書を裁判官は信用せざるを得なく、何の疑いもなくスピーディーに令状を発行するそうです。裁判所は自動令状発券機と揶揄される理由がここにあります。
一方的に逮捕され、一度も「やった」などと認めていませんが、話題性がある名前だからという理由で即刻実名報道。接見禁止で、弁護士以外とは面会できません。たとえ親であってもそれは許されません。警察や検事は完全に被害者(と仮定)サイドであり、勾留中は大変孤独です。そんな状況の中、無駄に長期間勾留することによって自白を出させるのです(俗に人質司法と呼ばれます)。私はやっていないものはやっていないので、当然ながら自白するハズがありません。幸いなことに、3人の良識ある裁判官が夜遅くまでかかって調書を片っ端まで調べてくださり、これはおかしい、ということで釈放が認められました。
裁判では、当該児童の名前等、本人が特定される発言を控えるようにと通告されました。私は当初から一貫して否認していますが、マスコミでバンバン実名報道され、プライバシーも何もありませんでした。児童のプライバシーは尊重され、不公平極まりないことです。
日本の裁判は有罪率99.9%といわれますが、それもそのハズです。裁判が始まり、検察側は私を有罪にするために都合の良い証拠書類しか出してきません。私が無罪に傾くような証拠書類は一切隠蔽しています。そんな偏った証拠書類だけを見て裁判官は判断なさるのです。公正・中立の原則から成るはずの裁判が、これで合法といえるのでしょうか。
今日の日本の司法の現状をマジマジと感じさせられました。何よりも、2回も担任を外され、突然子どもの前から姿を消すことを余儀なくされました。さみしくて泣き出してしまう子どももいたと聞きます。警察や検事は、クラスの子どもや保護者にきちんと謝罪してくれるのでしょうか。